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  陶土
 丹波焼の陶土として、伝統的に使用されている原土は山土と田土ですが、このうち古来主体として用いられてきたのは山土で、田土の使用は登り窯時代に入った江戸時代の初めごろからといわれています。

 原土の採取地(土取場)は時代が進むとともに移動し、穴窯時代は窯場周辺の山から、大量生産が行われるようになる登り窯時代に入るころからは、原土を他地に求めるようになりました。

 山土は、三田市西相野周辺一体広範囲の土取場から採取され、現在は三田市四ッ辻の山土が使用されています。

 田土は当初三田市藍本周辺から採取されましたが、次第に北部に移動し、古市を経て弁天(現篠山市丹南地区)の田土が主に使用されるようになり、現在に至っております。採掘は、いずれも露天掘りで、以前は持ち帰った原土を各窯元ごとに、篩(ふる)い・水簸(すいひ(土こし))による精製を行い陶土に仕上げていましたので、陶土の精製は、陶器生産の約半分の手間を要する難作業でしたが、昭和38年(1963)組合経営の坏土工場が稼働するようになってからは、個々の窯元では行われなくなりました。


 
四ツ辻粘土採掘場
弁天黒土(奥土)採掘場
 
窯元での水簸風景
組合坏土工場原土置場

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