ホーム 新着情報 丹波焼 窯元紹介 陶の郷案内 イベント情報 リンク
 
 
窯入れ
 成形・釉(くすり)掛け及び乾燥が終わると、製品は窯場に運ばれて焼成室に入れられます。共同窯時代には「かまやかご」とよぶ竹かごに入れて窯場まで運びました。焼成室に入れる「窯入れ」は、製品を輪台の上に置いて窯床(ごぢん)に並べます。小物は、大きなものの中に入れたり、また、サヤ(ゴウともいう)とよぶ器に入れたりします。製品を重ねて置く場合は、接続部分にモミ灰をつけたり、土を小さく丸めてモミ灰をまぶした「ハマ」とよぶ玉 を間にはさみます。
 この窯入れが終わると、入り口は「まくら」でふさがれ、粘土で密閉されます。

窯焼き(窯焚(た)き)
 焼成である「窯焼き」は、まず「ぬくめ(あぶり)」から始まります。このぬくめは、温度を徐々に上げていく窯焼きの最初の段階です。昭和30年ごろから、ぬくめの燃料に重油が用いられることが多くなりました。
 窯の規模によって一定しませんが、ぬくめの作業が30〜40時間経過すると、袋の中の炎は上方へ上がり、各袋に設けられている両側のアナから、燃料の松割り木を次々と投入する本焼きに入ります。こうして室内の温度は約1,300度に達します。
 この焼成に要する時間は約60時間で、昼夜兼行で作業が行われます。
 登り窯の数倍を要した穴窯による長時間の焼成は、緑色または鳶(とび)色を帯びた自然釉の美を生み出しましたが、登り窯における焼成は、燃料である松の灰と人口釉との融合によって、鮮やかな窯変美を生み出すのです。

窯出し
 窯焼きが終わると、焚き口や燃料の投入口であるアナは粘土で密閉され、約一昼夜の冷却時間を置いて「窯出し」すなわち焼成品の取り出し作業を行います。
 窯入れからこの窯出しまではほぼ一週間を要しますが、現在ほとんど全面化した個人窯の場合の所要時間は若干短くなっています。

ガス窯・電気窯・重油窯による焼成
 薪を燃料とする古来の登り窯に対して、プロパンガス・プタンガスを燃料とするガス窯や電気窯、重油窯などが戦後相次いで導入されるようになり、これらは素焼き・本焼きの両面に使用され、丹波焼の生産構造を大きく変えることになりました。
 現在最も普及しているのがガス窯による焼成で、短時間で焼成でき、量産が可能となるところから、急速に普及したものです。


丹波焼とは?
・丹波焼の歴史
・丹波焼の特徴
・丹波焼の製法
・丹波焼の創業と起源
・丹波焼の陶土
・丹波焼の釉薬
・丹波焼の装飾と文様
・丹波焼の窯〜穴窯と登り窯
・登り窯による焼成
・丹波焼の製品
・丹波焼陶史

Copyright(C)TANBAYAKI All Rights Reserved.